2019年3月。
そろそろ1歳6ヶ月になろうかという息子が、毎日ドタバタ走り回り、また室内でジャンプを繰り返していました。
そしてある日、とうとうマンションの下の階の住人から、「足音がうるさい」と苦情を頂いてしまいました。

それまで、室内でどれだけ犬が走り回ってても苦情は来なかったのですが、子供の足音はよっぽどうるさかったんですね。
しかし、何度「ダメ!」と注意しても、そもそも注意の意味が伝わっていない様子の我が子。
全く改善する兆しが無いので、注意して止めさせることは諦めました。
と言っても何も対策しないわけはいかないので、防音カーペットをリビングとその続き間の2部屋に敷き詰めることにしました。
こんな人におすすめ
●マンションの防音対策を探している
●どのカーペットが効果があるのか分からない
●確実に防音対策したい
確実にマンションの騒音対策がしたい私が選んだカーペット
私が購入したカーペットは、とてもとても敷くのが大変でした。
リビングとその続き間の2部屋、家具もすべて移動させて全面に敷き詰めたのですが、大の男性2人がかりで11時間かかりました。

更にカーペットのお値段も高く、カーペット代が全部で約20万円かかりました。
しかしそれだけ高いお金を出して時間と手間を掛けてカーペットを敷いただけの事はあり、効果は抜群に感じています。
何故なら、苦情を頂く回数が激減したからです。
苦情が0になってないのは、寝室のベッド周辺と廊下は、何の防音対策もしていないからです。
息子が廊下を走り回ってしまい、またその時間が長いと、ピンポーン、と苦情を頂いてしまいます…。
でも、リビングとその続き間に関して言えば、生活していても格段に足音が響かなくなりました。
騒音対策として、このカーペットの防音効果はとても高いと感じています。
マンションの騒音対策として購入したカーペットはこちら
今回、私が騒音対策として購入したカーペットはこちらです。
このカーペットの防音効果が高い理由は、「カーペットを2枚敷きにする」からです。
↑まずこちらの防音効果の高いマット(サンダムE-45)をフローリングの上に敷きます。
↑そしてその上に、単品でもそれなりに防音効果のある厚めのタイルカーペット(静床ライト)を敷きました。
2枚敷いたからこそ、作業はとても大変で、かつ金額も高くなってしまいました。

騒音対策としてカーペットを敷くうえで大変だったこと

右に見えている黒い部分がサンダムE-45
一番大変だったのは、下に敷く黒い方のカーペット(サンダムE-45)を部屋全体に敷き詰める作業です。
↑これです。
なにしろこのサンダムE-45。
- 1枚がとても大きい (1枚で1帖分)
- とても重い (1枚約5.6キロ)
- とても分厚くて切るのが大変 (厚さ約4.5ミリ)
重い・分厚い・大きい・と三拍子揃った扱いずらさ。
床一面に敷き詰めるためには、どうしても部屋の形に合わせてカットする必要があるので、それがとても大変でした。
市販されているごついカッターを駆使しながらなんとか切ることができましたが、どれくらい大変かと言うと、このカーペットを部屋中に敷き詰めるために、全11時間中8時間くらいかかりました。

そしてこのサンダムE-45。防音効果がとても高いのは嬉しいのですが、弊害として床暖房が使えなくなります。
うちの床暖房も、このサンダムE-45を敷いたことによって全く使えなくなりました。
しかし、フローリングではなくカーペットの床になるため、ひんやりとした冷たさは感じなくなります。
この記事を書いているのは12月末ですが、エアコンだけで十分快適に生活できています。
私が騒音対策として防音カーペットを選んだときの決め手
上に書いたサンダムE-45は、実際に敷くのは大変ですが、上から「静床ライト」という防音カーペットをかさねたので、最終的には見えなくなります。
ですから、機能性やデザイン性が大切なのは、実際にその上を歩いてカーペットとして使う「静床ライト」の方です。
↑これです。
いろいろな防音カーペットがある中で、夫と相談しながらこのカーペットに決めた理由は、
- 10色展開で色がオシャレ
- 単体で9.5ミリも厚さがあり、丈夫そう
- 汚れたらその部分だけ取り外して丸洗いできる
- 楽天で評価の星が高く、またレビューの数が多い(安心できる)
という点でした。
これらの点は、購入して半年以上利用してみましたが、レビューや商品ページに書いてある通りに満足しています。
防音カーペットを敷いてみて、実際の生活の様子
実際に今、我が家ではこのカーペットの上を犬が2匹、子供が2人、大人が2人、生活しています。
犬は14キロほどもある大きめの犬ですが、カーペットを掘って遊ぶことはしません(おそらくカーペットが頑丈なため)。
また子供たちがごはんやジュースをこぼした、娘がミルクを吐いた、等で汚れた時は、すぐさまその部分だけ外して洗面所や風呂場等で洗っています。
適当なたわしと洗剤でごしごし洗い、水で流した後はベランダに立てかけて乾かしています。
とても分厚いので、冬の時期だと乾くまでに2日ほどかかります。その間は、部屋の隅の目立たない部分のカーペットを汚れてしまった場所に移動させておけば、生活のしずらさは殆どありません。
床を汚した時に、フローリングであればさっと拭くだけで済んだところを、洗って乾かして…としなければならないので確かに手間ですが、「騒音対策」を考えると、このカーペットを敷いて良かったと思っています。

またこのカーペットの気に入っている点として、
●普段のお手入れは掃除機でOK
●特殊加工でダニが繁殖しずらい
●夏も冬も快適に過ごせる絶妙な質感
があります。3月にこのカーペットを敷いて現在12月なので、夏も冬も過ごしましたが、夏にこのカーペットの所為でものすごく蒸し暑く感じることもなかったですし、冬にこのカーペットを取り除いて床暖房を入れたい、と思うことも今のところありません。
騒音対策としてバッチリの防音効果を手に入れつつ、快適にマンション生活できています。
また個人的には、フローリングからカーペットになったことで、
●犬たちが走っていて、床で滑ることが無くなった
●0歳の娘が、寝返りする時に頭を床にぶつけても泣かない
という2点の効果があります。
家族が安全に生活していく為に、リビングの床をフローリングからカーペットに変えて良かったなあと思っています。
マンション住まいで、子供の騒音対策としてカーペットを敷いてみた まとめ
とはいえ、実際にこれらのカーペットを購入する時は、総額20万円という金額にびっくりしました。
また更に、いざカーペットが到着して、「敷くぞ!」という時は、カーペットが分厚くて全然カッターでうまく切れないし、やってもやっても終わらなくて泣きそうになりました。
結果的に11時間で完成し、日を跨ぐことなく1日で完了した時は、ものすごい達成感に包まれました。
それくらい大変でしたが、カーペットを敷いてそろそろ半年。
息子の騒音対策として、これ以上は無いと思える頑丈なカーペットを導入して良かったと思っています。
他のカーペットを敷いてみて、防音効果が期待ほど得られなくて買い直し、ということになったらお金も手間ももったいないですし、これで良かったかなと。
マンションで小さい子供がいる家庭(特に男の子の家庭!)では騒音対策は避けては通れない課題かと思いますので、何かの参考になれば嬉しいです。