2021年8月下旬。
家の近くの公園を散歩していたら、息子が突然トカゲ(カナヘビ)を捕まえました。

自分の手で捕まえられたことがたいそう気に入ったようで、家に持ち帰って飼うと聞かなかったため、急いで我が家に迎えるための準備をしました。
もし、どこかのママさんも。私と同じように、突然の息子からの「トカゲ飼う!」に戸惑い、遠い目になっているかもしれないなと思い、何を準備したかをまとめます。
※このページでは、カナヘビを「トカゲ」と呼称しています。トカゲ類なので間違ってはないはず…っ
こんな人にオススメ
●突然トカゲがやってきた
●トカゲを飼おうかと思っている
●トカゲを飼うってどんな感じか気になる
●トカゲの見分け方がわからない
まずは本当にトカゲかを見極める
もしペットショップでトカゲを買ったなら、その個体が「トカゲ」であることは疑いようもありません。
ですが、公園で拾った個体となると…。そいつは本当にトカゲなのか、もしかしたらイモリかヤモリなのかを見極める必要があります。

私は捕まえたばかりのトカゲ(この時は本当にトカゲなのか疑っていた)と、このサイト(※言の葉手帳様)を参考にさせていただきながら、トカゲなのかどうかの見極めをしました。
その結果、
●うろこがある(表面がざらざらしている) ←イモリではない
●息子が捕まえたときに尻尾を自切した ←イモリではない
●まぶたがある ←ヤモリではない
●虫取りに使うプラスチックケースに入れたところ、つるつるの壁を登れない ←ヤモリではない
ことから、トカゲだ!と判明。
さらにその後、日本の公園で見られるトカゲの種類を探し、「カナヘビ」という種類だとわかりました。
300円でトカゲの家づくり
トカゲを飼うと決めたら、まず用意しないといけないのは「家」と「エサ」。
ただWEBで調べたところ、野生のトカゲの食事は3日に1回程度らしいので、取り急ぎ必要なのは「家」です。
いろいろなサイトを見て回った情報をまとめ、最低限の設備だけで飼うとすると、必要なのは
- 屋根が開く(もしくは天井から直射日光が取り入れられる形の)飼育箱
→トカゲは日光浴によって体に必要な栄養素を作るので、特段暑い・寒い日でなければベランダで日光浴をさせるのが良いそう。
とりあえず家にあった、ダイソーで買った虫取りケースをトカゲに進呈しました。

2. 一番下に敷く園芸用の腐葉土
→こちらもダイソーで100円で購入。少しでよいので100円で買っても余りました。
プラスチックよりも土のほうが保冷・保温効果があることと、自然環境に近いかなと思い、1-2センチほど土を敷きました。
3. トカゲが隠れ家にするための園芸用の軽石
→こちらもダイソーで購入。最初は公園で拾ったドングリや小枝を入れていたのですが、数日で白カビが生えたので全部撤去。代わりに軽石を入れました。
トカゲは軽石が気に入って、隙間からするする入り込んで隠れ家にしています。

ここまでの3点をダイソーで買ったので300円です!
あと追加で私は、
●公園で拾った大きめの石
→飼育箱の重量を上げるため。日光浴でベランダに出しておくので風で転がらないように。(あと、子供たちが持っても簡単には転がらないように)
●家にあったプラスチックストロー
→枝の代わり。プラスチックの壁は登れないトカゲですが、斜めに置いたストローの上は登れるので、起伏をつけて少しでも運動してもらうため
●トカゲを拾った場所に落ちてた枯れ葉
→なんとなく。白カビが生えたら撤去しようと思っていたけれど、1か月経っても生えないのでまだ入れられている。
を入れて、完成しました!

ネットで飼育方法を調べると、赤外線ライトとか電熱ヒーターとか、立派な道具がたくさん出てきますが。。。装備が多くなると場所も取るし管理も大変なので、最初はなしでいいかな、トカゲの体調を見ながらでいいかな、と思ってやめました。
そうして、下に書くエサと水を毎日取り換えて、暑い日は午前中だけ、涼しくなってきたら昼はずっと外に出していますが、一か月以上元気です。
いちおう、夜になったら家の中に入れてケースにタオルをかぶせています(暗い時間は暗いほうがいいかと思って)。
700円でトカゲのごはん!
トカゲ用(爬虫類用)のエサを探しに近所のホームセンターに行きましたが、まさかの1つも売っていませんでした。

そこで、3日食べなくても死なない話を信じて、amazonのプライムで700円くらいで買いました。
爬虫類のエサって、「芋虫をそのままフリーズドライしたもの」とか、「ネズミをそのままフリーズドライしたもの」などの、ちょっとハードなタイプもありまして、当然それらを買う勇気など出ず。(高価だし、カナヘビが食べるか分からないし、冷蔵庫で管理保存が必要なのも遠慮したい)
一番無難な、犬のペットフードのようなドライの粒タイプを選びました。
でも、1か月元気で生きているので大丈夫です!(繰り返す)
1,000円で揃えた、家でトカゲ(カナヘビ)を飼うために最低限必要な道具 まとめ
というわけで、我が家にトカゲがやってきました。
お世話は、
①毎朝起きたらエサと水を取り替えて、ベランダの室外機の上に乗せる。
②夜寝る前(季節や天気によってやや異なる)に家の中に入れて、夜になったらケースにタオルを被せる
のみです。
テレワークで日中も家にいるので、ふと気が向いたときにベランダに出てカナヘビが元気にしているか確認しています。
1か月も飼っていると、ちょっとずつ体が大きくなってきて、息子が捕まえたときに切れた尻尾も、きれいに生えて長くなってきました。これらを眺めるのも楽しいです。
トカゲの飼育として、100%理想的な環境ではないと思いますが、世話をしている私が無理なくできる範囲で、家族で楽しみながら、これからもカナヘビと暮らしていきたいと思います。