新幹線に子供と一緒に乗る時、ベビーカーはどうしたら良いのだろう、と思いますよね。
特に一般的なベビーカーだと大きいので、頭上にある網棚には乗りませんし、かといって通路に置いておくわけにもいきません。
そこで、ベビーカーと一緒に新幹線に乗る時には、よくオススメと言われるベビーカーを近くに置きやすい席があります。
私もこれまでそれらの席を利用してきました。しかし、子供の人数や年齢によっては、あえてその席を使わず、ベビーカーは自分の座席の足元に置いた方が便利だと思いました。
特に、2人以上の子連れの場合や、子供が2-3歳くらいの場合は、ベビーカーを足元に置くメリットが大きいです。
今回は、新幹線でベビーカー置き場を使わず、足元に置く3つのメリットをご紹介します。
こういう人におすすめ
●子連れで新幹線に乗る予定がある人
●新幹線で、ベビーカー置き場がある席を予約できなかった人
ベビーカーで新幹線に乗る時に、ベビーカー置き場が近い席とは
ベビーカーで新幹線に乗る時にベビーカーを近くに置けるのは、下記の2種類の席です。
ベビーカーで新幹線に乗る時にオススメの席
①ベビーカーを畳まずに置ける特定の席
②各車両の一番後ろの席
①ベビーカーを畳まずに置ける特定の席
ベビーカーを畳まずに置ける席は、例えば東海道新幹線、のぞみ16両編成の場合は11号車(指定席)です。
11号車には、A.B.Cと3席横並びに並んでいる中に、A席とB席しかない箇所があるのです。

ここは車いすの方が優先して予約できる席なのですが、車いす予約が無ければ、乗車当日に一般に予約が解放されます。
この席を予約することができれば、本来ならC席がある部分に、畳まずにそのままベビーカーを置くことができます。
この席を予約するためには、スマートEX等であらかじめ別の席を予約しておき、乗車日当日に予約変更でこの席に変更するか、みどりの窓口で直接この席の予約を申し出るか、という方法があります。
ただ、この席は11号車に2席しかありませんので、予約できたら本当にラッキーです。

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②各車両の一番後ろの席
各車両の一番後ろの席は、背もたれの後ろと壁の間にすきまがあります。
此処は、網棚に乗らない大型のスーツケース置き場となっていることがよくあり、車両の一番後ろに座っている人だけでなく、その付近に座っている人の大型荷物が置いてあります。ここに、畳んだベビーカーを置くことができます。
そのため、一番後ろの席は予約が取れなかったとしても、その付近の席を予約しておけば、当日乗車して、このスペースにベビーカーを置くことができます。

↑寝てしまった子供を乗せたままベビーカーを置いたことがあります
この通り、各車両の一番後ろの席はベビーカーと親和性が高く、子供連れに人気です。
しかし、東海道新幹線では2020年5月からこのスペースは事前予約制となります。
このスペースに置きたい大型スーツケースを持ち込む人は、事前予約しておけば無料で使用でき、予約しておかなかった場合は1000円かかる、というルールに変更されます。
ベビーカーの場合は、予約なしで当日持ち込んでも料金はかからない、という決まりのようですが、もし事前予約の大型スーツケースでスペースが埋まっていれば、当日に置くことができなくなります。

また、ベビーカーは、ついつい赤ちゃんのおもちゃや靴を乗せたままにしてしまいがちです。
そうすると通路を通る人に見えてしまい、万が一ですが盗まれてしまう可能性があります。このスペースは車両の最後部だからこそ死角になりやすく、ベビーカー置き場として利用したい場合はできるだけ近くに席を予約しておくのが無難です。
以上の通り、新幹線にはベビーカー置き場が少なく、新幹線の乗車が急だった場合や混みあうシーズンの場合は、これらの席を予約することは難しいです。
また、子供の年齢や性格次第では、ベビーカーはベビーカー置き場に置かず、あえて足元に置く方が利便性が高いと思っています。
新幹線でベビーカーを足元に置くメリット① 座席を選ばない
私が使っているベビーカーは、アップリカのA型ベビーカーです。
このベビーカーを折り畳んで横に倒し、自分の席の足元に置きます。
立てた状態で置くとどうしても前の人が背もたれを倒すときに邪魔になるので、横にします。
そうすると、ベビーカーの幅は約2席分になります。
2席横並びの席で足元に置いても通路には出ないので、他のお客さんやワゴン販売の邪魔にはなりません。
こうやってベビーカーを置けば、新幹線のどの席でもベビーカー置き場に困ることはありません。
3席並びの席を予約する場合は、トイレ等に行きやすいように、窓際と真ん中の席の足元にベビーカーを置きます。

ベビーカーにiPadやカバンを乗せられるので、テーブルが使えなくてもあまり困りませんでした
ただ、ベビーカーを足元に置く場合のデメリットもあります。
ご想像の通り、ベビーカーを足元に置くと、前に足を伸ばせなくなります。

女性なら気になるほどではありませんが、男性の場合は狭く感じると思います。
また、前の背もたれに付いているテーブルを使うこともできなくなるので、駅弁を食べたい人には向かないと思います。
私が、特にベビーカーを足元に置くのをおすすめしたいのは、子供が2-3歳くらいの場合です。
2-3歳の子供の場合、大人の膝上に乗車すれば運賃はかかりません。
でも、体も大きくて体重も重く、じっとしていてくれない我が子を何時間も膝上に乗せておくのは厳しい…と思いませんか?

私も子供も快適に移動するために、子供のための席を用意したい!
自由席なら運賃を払っていない子供に席を使わせてもルール上問題ありませんので、東京駅等の始発駅から乗車するのなら、自由席を狙うのもアリだと思います。
また、確実に子供の席を用意したかったり、自由席で子供に席を使わせるのは気が引ける場合は、指定席を予約すれば、乗車券も特急券も大人の半額で利用することができます。

そうして子供席を用意する場合には、その子供と横に座るお母さんの足元にベビーカーを置けば、子供自身はまだ背も小さいので、足元にベビーカーがあっても気になりません。
新幹線でベビーカーを足元に置くメリット② 子供が通路に出ずらくなる
2-3歳の子供の場合、長時間の新幹線移動の間、座席でじっとしていることは難しいです。
座席で動画を見たりお菓子を食べたりしておとなしくしてくれていればいいのですが、通路に出て歩いたり走ったり…ということも考えられます。

そういう時に、足元にベビーカーがあれば、子供が通路に出ずらくなります。
特に子供が二人いるとか、荷物も多かったりすれば、1人の子供が通路に出てもすぐに追いかけるわけにはいきません。
物理的に子供の進路を阻害できるので、大きいベビーカーを足元に置いておくのは効果があります。
新幹線でベビーカーを足元に置くメリット③ 荷物も子供も目を離さなくて済む
ベビーカーを車両の最後尾に置く場合は、どうしても視界から外れてしまいます。
また、乗車した後のベビーカーを置くタイミング、下車する前のベビーカーを持ってくるタイミング等で、どうしても荷物や子供から目を離さなくてはいけなくなります。
もし、大人1人で子供を連れているのであれば、ほんの少しの間も子供から目を離したくありません。

そういう時、足元にベビーカーを置いておけば、全ての荷物と子供を手が届く範囲で管理することができます。
新幹線でベビーカーを足元に置く3つのメリット まとめ
以上の3つのメリットから、私は息子が2歳で一緒に新幹線に乗った時は、ベビーカーを足元に置きました。
特にハイシーズンで新幹線が混みあっている場合や、親が1人で子供を連れて行かなければならない場合など、ベビーカーを足元に置くのはメリットが大きいと思いました。
ベビーカーを足元に置くのはこんな人にオススメ
●子供が2-3歳で目が離せない
●ハイシーズンで席を選んで予約することが難しい
●複数人の子供と新幹線に乗る
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