2023年11月末。
受験が終わり、晴れて加入した地域のサッカー少年団にて。
息子は楽しそうに練習に参加し、試合にも呼んで頂けていましたが。。。
その練習でも試合でも、親の私から見るとありえない狼藉を繰り返し、「そんな子は続けなくてよい!チームをやめなさい!!」と何度も大喧嘩を繰り返しました。
今回は、これも息子の成長の記録となれ…という願いを込めて、その喧嘩の内容を記録しておきます。(涙)
こんな人にオススメ
●子供がサッカーをはじめたい
●地域のスポーツ少年団って?
●幼児が試合に参加するとは
もくじ
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喧嘩の発端
そもそも今回の私と息子の喧嘩の発端は、スポ少で練習・試合するときの息子の態度が、びっっっっくりするくらい悪かったことによります。
園でほぼ2年みっちりサッカーをやってきて、完全に「サッカーが上手な子」として入団した息子は、まだ入団して1か月だというのに、チームの中で偉そうに鼻を伸ばしまくる手が付けられない問題児になっていました。
まず、練習の時。
園では厳しめの体育会系の先生がサッカーを教えてくれるのですが、スポ少はお父さんコーチです。このお父さんコーチが、みなさん熱心に教えてくれるしサッカーも上手なのですが、まあ厳しくはない。優しいんですよね。
そのうえで周りの子は殆どが自分よりサッカーができないと決めてかかるものだから、息子はどんどんどんどん付けあがってしまって、練習中に話を聞かない、よそ事をやっている、明らかに手を抜くなどが続いていました。集中しないサッカー練習の経験を積み重ねても、なーーんも良いことない。
ということで、このチームに所属しても、良いことより悪いことの方が多いのでは…ともやもやしていた矢先。
チームの一員として参加したとある大会にて、私の怒りがどっかーーーんと爆発する事態になったのです。
怒り爆発の試合模様
幼児なので、出場した大会は公式戦などではなく、コーチが見つけて申込をしてくれたどこかの大会でした。
でもみんな真剣で、勝つために強い子供たちに声を掛けて人を集め、息子も何とか呼んで頂き、当日の弁当を用意して前日に車のガソリンを入れておき、親としては万障繰り合わせて参加しました。
リーグ戦が3試合あり、勝ち抜けたらトーナメントがあります。
最初の1試合目。
息子の特技はドリブルです。幼児なので明確なポジションはありませんが、FW寄りのMFという感じ。フィールドプレイヤーとしての強さで出場の機会を頂いているのに、なーんにも分かってない息子の第一声は「ゴールキーパーやりたい!」でした。(キーパーはチーム内で回すことが多いです)
…待て。とその場の大人全員が思いましたよね。でもまあ息子は6歳の幼児。戦術や戦略が理解できるわけではなく、要望をそのまま口に出してしまったのでしょう。
コーチが優しく、「分かった。でもコーチが作戦を立てているんだ。最初はまずフィールドで戦ってくれ」と息子に言います。
息子はかなり渋々といった調子でそれを受け入れ、1試合目はフィールドで先発しました。
その試合は無事に勝利して、次の2試合目。
「ゴールキーパーやりたい!!」
また息子は言いました。
コーチは一瞬、宥めすかしてまたフィールドに出て貰えないかと話をしてくれましたが、息子の熱意は固く、譲らなかったので、仕方なしにキーパーを任せてくれました。
そして3試合目。
「ゴールキーパーやりたい!!!」
また息子は言いました。
お前何しに来てるんだよ…と、親である私も、コーチも、他のお父さんお母さんも思いましたよね。シュート打ちたいとか、ドリブルで相手を抜きたいとかないの?普段何のためにサッカーしてるの?試合の時に自分の技術で勝つためじゃないの?
などなど思いましたし、別に息子はキーパーが上手なわけでもないし、幼児だから身長がないので、ゴール上部への浮き球シュートを打たれたら絶対にゴールしてしまうんだから、良いからフィールドでガンガン戦って欲しい。
なのに息子は、「キーパーやりたい」と言って一歩も譲らない。
キーパーをやりたい、という本人の希望を反対するつもりはありません。でもこの日は大会なので、勝つための戦術を立てるのはコーチの役割です。
そのコーチが「お前はフィールドだ」と指示をくれているのに、その指示にまったく従わず、やだやだキーパーが良い、と繰り返すのはもはやただの駄々っ子。結局泣き喚いて試合に出られる状態になく、コーチも譲らなかったので、息子は第三試合が終わってもしばらくずーーーーっと泣き続けていました。
せっかく楽しい大会なのに、コーチだけでなく周りのみんなも困らせて、ただただ迷惑をお掛けするだけの存在になっていたので、夫が息子を引きずって先に撤収・帰宅しようと試みましたが、それもそれで「いやだ」と必死の抵抗。仕方なしに、大会の全試合が終わるまでの間、息子は夫と一緒に会場の隅に座り込んでいました。
せっかく応援に行ったのに、遠くまで車を出したのに、息子はわずか2試合(内1試合はキーパー)しか出場せず、それ以外はずっと泣くか喚くかの繰り返し。大会からの帰り道、「休みの日に私たち何してるんだろうね…」と夫婦で大きなため息をつきました。なんかもう、すべてが徒労で終わった感じでした。
そうして帰宅して、息子に改めて。今日みたいな失礼な態度を取るのであれば少年団をやめろ、と言い渡しました。
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母の怒りポイント
今回の大会の件で、母が何より許せなかったのは下記3点です。
①コーチのいうことをまるで聞かなかったところ
→ゴールキーパーやりたい、という意思表示をするまではいい。けれど決めるのはコーチ。コーチの決定に従えないヤツがチームスポーツをする資格はない。
②みんなにご迷惑を掛けたところ
→息子が泣き喚いたことで、コーチもチームメンバーもみんな嫌な気持ちになり、気持ちよくサッカーをすることができなかった
③一生懸命サッカーをしていないところ
→息子がしたのは「キーパーをやりたい」という駄々だけで、まったく一生懸命サッカーをプレイしていない。
①②③どれもとてつもなく悪いことで、みんなのサッカーの邪魔なので、そんなことをするならチームを退団しろ、と爆切れしました。
帰宅する頃には泣き止んでいた息子も、母の爆切れを受けて再び号泣。「いぃーやぁーだあぁぁぁぁぁ」と再び泣き喚きました。あーあ。ただ私も、この日の息子の様子を見て、かなりの荒療治をしないと本当にチームにいるだけ無駄、本人にとってもメンバーにとっても悪でしかないと感じており、黙って見過ごすつもりは全くありませんでした。
暫く、「やめろ」「いやだ」「やめろ」「いやだ」を壊れたゼンマイのように繰り返しましたが埒が明かないので、「なんと言おうともだめだ。もうママもパパも、おまえを練習に連れて行かない。行くならひとりで行け。ただ家の鍵は貸さないから、出たら帰って来れないから好きにしろ」と言って放置しました。
本人がどれだけ嫌だと繰り返そうとも、所詮は幼児。通常練習に使っているグラウンドは大人が自転車で10分かかる距離です。さらにこれまでただの一度も、大人の帯同無しで外を歩いたことなんてないのに、行けるはずがありません。
結局は親に認められないとチーム残留ができないと悟り、更にめそめそと泣きだしてやっと反省っぽいことを言うようになった(遅)ので、畳みかけるようにして「お前のごめんなさいは信じられないから、約束事はちゃんと紙に書け」と命じて、おぼつかない平仮名ではありますがしっかりと紙に書きつけてもらい、壁に貼りました。
□サッカーするときの約束ごと□
・コーチのいうことをしっかり聞く
・人が嫌がること、嫌だと思っていることをやらない
・いっしょうけんめいサッカーする
※これが守れないなら退部。
サッカーを通して学んでほしいこと
息子本人はサッカーがもっとうまくなりたい、という気持ちでサッカーを頑張っているようですが、母としては、サッカーに取り組ませる狙いは少し別のところにあります。
もちろん、サッカーが強くなって、強いチームに入れたりいろんなチームと試合できるようになったら楽しいだろうから、それはそれでがんばれ、と思ってはいますが。
サッカーを通して、「ちゃんとがんばること」「チームメイトと一緒にがんばること」を学んでほしいなと思っています。
サッカーの練習に行って、ぼんやり楽しくボールを蹴るだけじゃなくて、ちゃんとコーチのいうことを聞いて、呼ばれたら一番に走って行くとか。
練習メニューを全部覚えて帰ってきて、公園でも試してみるとか。
注意されたところはノートに書いておいて、次の練習では同じことを言われないように気を付けるとか。
まだ6歳の息子にどこまで求めるのか、と思わなくもないですが、そもそも6歳だからこそ「ちゃんとがんばる」方法をそもそも知らないので、ちゃんと教えたらどこまで頑張れるのか。息子の本気はいかほどなのか。親として、子供に何を求めるのか。時間と金はどこまで出せるのか。常にいろいろと考えながらサッカーと向き合いたいと思います。
あぁ。サッカーって奥が深い。
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