サッカー

【サッカー】体験会で母が息子にぶち切れした話(Bスクール)

 

我が家の息子は、サッカーが好きです。

どれくらい好きかと言うと、

受験が終わったらサッカー漬けの毎日を送るんだと楽しみにして、習い事は週7回サッカーを希望、強い子とサッカーするためなら片道1時間も厭わない(送迎する親が厭う)、朝サッカーして昼サッカーして、夜にまたサッカーしても飽きないくらい好きです。

世間にはもっとサッカーが好きな子供もいるのでしょうが、とはいえうちの息子もなかなか。「すっげぇ好きだな…」と毎日呆れビックリしています。

そうる
まあいいけどね!スポーツ好きなのは悪いことじゃない!

その息子。受験が終わって本当にサッカー漬けの毎日を送るようになり、年を越したあたりから。付き合いが広がったコーチや、小学校入学後のことを考えてくれる今のコーチから、外部のスクールやセレクションを紹介される機会が増えました。

「どうする?」と息子に確認すると、「全部申し込んで!」と考え無しに完全な前傾姿勢の返事が来たので、大丈夫か…?と思いつつも、息子マネージャーとして各所の体験会・セレクションに申し込みをしました。

今回はその中で、久しぶりに(たぶん2回目)、とある体験会後に私がサッカーについて息子にぶち切れした話です。

こんな人にオススメ

●子供がサッカーにはまっている

●もっと強くなってほしい

●清く正しくサッカーに取り組んで欲しい


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体験会の経緯

今回の話の趣旨は私が息子にぶち切れした、という内容なので、体験させていただいたスクール名は伏字にします。

スクール側に一切の落ち度はなく、むしろこれまでに体験した・今通っているスクールやクラブの中で、随一のレベルの高さだと感じました。

そもそも今回伺ったスクール(仮称で「Bスクール」とします)は、やや遠いけど近隣で最もレベルが高いスクールだから、行けるならぜひ、と息子を2年見てくださっているサッカーコーチから勧められたところ。

確かに車で片道1時間(!)となかなかの距離で、体験に行くだけでもかなり重い腰を上げないといけなかったのですが、近所の知りうる中で最もサッカーが上手なお友達もそこに通っていると聞き、「じゃあ体験だけでも…」と申し込んだのが今回の発端でした。

なので、本当に入会するかどうかは、まずはおいておくとして。

体験に行くだけでも、夕方の園内クラブをキャンセルし、私は仕事を午後休取って、15時に車で園にピックアップしに行き、そのまま片道1時間ドライブして乗りつけました。(初めての道の運転って緊張するし…絶対に遅刻できないプレッシャーもあるし)

しかもこの日は夫の仕事の調整が効かず、娘だけを本来の時間にお迎えに行くことができない、ということで娘も一緒にクラブをキャンセルしてピックしました。

Bスクールの体験会は参加費が4,000円で、これはお高いけれど納得してお支払いしたのですが。(レベルが高い自負があるからできることだなと!)

参加費以外に、合計クラブ3つをお休みし(1回1500円としても4500円…)、ガソリン代と高速代と駐車場代を入れると、なんだかんだ1万円以上かけて遠征したことになります。

そうる
たっかーーーーーーーーい!

いざ練習の様子

こちらのBスクール。サッカーコートが6面もある、とても広い運動場で練習が行われていました。

なので、同じ時間帯に年中~小学2年生までがあちらこちらで練習しており、息子は自分の学年の年長に入って体験でした。

年中・年長はセレクションなしで全員入会できるが、レベルによってこの曜日がお勧め、と体験後に連絡を頂ける仕組みらしいです。また小学生以上はセレクション合格者のみ入会できて、レベルによって3つに別れており、小学生の最上クラスは月曜木曜に開催されているそう。だからなのか意図的なのか、幼児も月曜木曜に上手な子が集まっているようです。

幼児は週に3回まで、小学生は週に2回まで月額同じ料金で通えるらしいので、これは家が近かったらとてもいいな…!と感じました。コスパ大事。

ちなみに今は年長の1月ですが、新学年のためのセレクションは3月開催予定らしく、現段階では幼児クラス入会のための体験、という位置づけでした。

コートが6面もあり、さらにその周りをぐるっとフェンスが取り囲んでいて、見学したい親はその周りで見る仕組みでした。手慣れた親御さんたちは、キャンプ用の椅子を持ってきて座っていましたが、体験である私に椅子の用意があるはずもなく…。

せっかくだから練習風景を見たいので退散するわけにもいかず、ありったけの防寒具を娘に着せて、持ってきたiPadで動画を付けて(娘は最近、パウパトロールが大のお気に入り)、じーっと練習風景を見ましたが、息子が練習している場所がぜんぜんフェンスに近くなかったので、コーチが何を言っているかは分からないし、練習着を貸してもらってみんなと同じユニフォームになってしまった息子を、遠目で見つけるのは至難の業で、正直よく分かりませんでした。

ただ、全体的にレベルが高いことはよく分かりました。私はサッカーに詳しくないので、素人目で「上手い!」と思うかどうかだけなのですが。

同じ年齢だというそのスクールの子供たちは、息子よりもずっとパスが上手い(狙ったところに取りやすい速さでボールを出す、また零さずにしっかりと受ける)ができており、ぽろぽろと周りに転がっていくことが少ないように見えました。

息子はそもそもあんまりパスが上手じゃない(ように私は思う)のと、初めての場所でやや緊張しているのか、ころころと輪からボールが飛び出すたびに、あれ、今蹴ったのうちの息子じゃね…?と思ってました。強く蹴れば良いってもんじゃないからね。

さてそれからも。もし、サッカーのレベルが見合ってないとしたらそれはしかたないですが。その中で息子なりに一生懸命やって欲しいと思いながら見ていたのですが…。コーチが呼んでいるのに走り出しが遅い、スキップしている、指示されてないのにリフティングやスライディングをしている、他のみんなはビブスを着て準備しているのに息子だけ違うところにいる…などが散見され、息子を見つけるたびにイライラしていました。

ものすごく大変な思いをして連れてきたのに、強い子が集まるスクールだからしっかりやりなよ、態度が悪い子は入会できないよ、とさんざん伝えたつもりだったのに、ちっとも伝わってないし、そもそもやる気(教えてもらおうという姿勢)が全く感じられない。

人の話を聞けない子どもが、幼児期とはいえ上達を目指して切磋琢磨するスクールに入って周りにご迷惑を掛けずにちゃんとやっていけると思えないし、そもそも私が、そんな徒労なことをしたくない。

かなり眉間にしわを寄せながら、だんだん暗くなってきてナイターの照明が付いて寒くなってきたフェンスの外側でじりじり考えていました。

練習は1時間15分と長めでしたが、娘は一言も文句を言わず、兄の都合でクラブをキャンセルさせられたことにも文句を言わず(一番お気に入りのクラブじゃない曜日で良かった…)、黙ってパウパトを見ていてくれました。


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私がいちばんぶち切れた理由

サッカーは、どのスクールでもクラブでも最後には試合形式の練習をする…と私は思っており、例にもれずこのBスクールも、最後の20分間ぐらいは試合形式でした。全部で10人くらいいたので、5対5くらいに別れて、キーパーを交代しながらの試合。

息子を見つける目印はシューズの色しかないのと、なんせ遠くから見ているので、誰かが良いプレイをしても遠すぎて分からないし、シュートを決めていても誰だか分からない。

シュートが入ると、ワー!と盛り上がるのでタイミングは分かりますが、「うーん…シュートしたのは…息子か?」と首をかしげる感じでした。

そのまま練習は終了し、体験参加していた息子ともう一人の年長さんだけ最後残るように指示があり、フェンスの外で息子と待っていた時です。

息子は、息子の言葉を信じるなら「3点入れた!」と意気揚々としていました。

私は、本当か…?何か乱暴なプレイをしていたんじゃないか…と気が気ではありませんでしたが、本当に良くないプレイをしたらコーチが止めただろうし、サッカーの内容については触れませんでした。

それよりも。

コーチから説明を聞いている間、お借りしたユニフォームを脱いで畳んでおくようにお願いしたのに。

あろうことかタオルのようにぶんぶんとユニフォームを振り回し、私が6回7回と注意してもまったく聞かず、挙句の果てにはポイっとコーチに投げ返しました。貸していただいた感謝の言葉も言わず、ただ息子は、悪戯をすることしか考えてない顔をしていました。

それを見て、全くこいつの中には、サッカーへの誠意も、教えてくれたコーチへの敬意も、連れてきた母への感謝も、ほんとうに微塵もないんだな…と思ったら、堪らなく我慢ならなくなりました。

サッカーが上手いかどうかは、私は本当にどうでも良い。ただ、好きならどんどんやればいいと思う。ちゃんとやるなら協力する。でも、親、コーチ、周りのチームメイトに迷惑を掛けたり、嫌な思いをさせたり、なによりサッカーへの姿勢が欠けるやつには何も協力しないし、金も出さない。

その話を永遠と、ぶち切れて怒鳴り散らしながら、帰りの車でも帰宅してからも怒り続けました。

夜に息子が寝てから思うこと

今回の件、完全に息子に非があると思っています。どんなスポーツでも、好きであればあるほど、コーチと道具には精いっぱいの敬意を表すものです。

ただ息子には、それがまだまだ染み付いていない。だから怒ってもすぐに忘れてしまうし、自分で自分を律することもできない。

6歳なんだからまだできない、と思うべきところかもしれませんが、小学校受験を経て、その場に相応しい、わきまえたふるまいを良かれ悪かれ教え込まれ、身についているかはさておき知識としては十分に蓄えたはずの息子の、その上での今回の言動に、私はどうしても我慢がなりませんでした。

小学校の先生もサッカーのコーチも一緒です。姿勢よくハキハキと返事をし、号令を掛けたら一番に集まり、よく話を聞く。そしてできなかったとしても一生懸命に頑張る。その姿勢が大人には高く評価されること、そして結果的に自分を助けることを、私は受験期を通して、学童期の基礎基本として叩き込みたかったのですが、どうやら息子には伝わっておらず、その目論見は失敗したようです。

サッカーが好きだからこそ、楽しくて浮かれて調子に乗り、また自分が上手いという自負で天狗になり、その果てに視界が狭くなって我儘と失礼を繰り返す。つい1か月前にも、全く同じことを所属したばかりのサッカークラブでやったので、それならば辞めさせようとして大喧嘩に発展しました。

その時は息子に改心を促し、息子がそれを受け入れて、約束事を3つ、自分でしっかり紙に書いて謝ってきたので継続を許しましたが、今回はその約束事が守れなかったことになります。

今回体験したBスクールは、とてもレベルが高くて息子としてはぜひ入会したかったようなのですが、繰り返した失礼な態度と、私が注意してもその場で全く直さなかった事実とを私があまりに怒り、「絶対に通わせない。金も払わない。行きたければ3年後とかにその態度を完全に改めてから、地下鉄とバスを乗り継いで片道1時間半、自分で行けるようになってから行きなさい」と決めて取りつく島もなかったことで、自分の態度は本当に不味かったのだと反省はしたようです。

そうして再び、

・ユニフォームをかりたらたたんでかえす

・コーチにあいさつをしっかりする

・コーチによばれたらすぐにいく

・ママのいうことをきく

を紙に書きつけ、謝罪をして改心を約束してきたので、Bスクールには入会しないものの、サッカーそのものの継続は許しました。

 

こうした息子の様子を見るにつけ、小学校受験にどれだけの金と時間を使ったとしても、相手が5-6歳でまだまだ幼いとしても、人間性を変えることは本当に難しく、ほぼできないものなのだなと思います。

同じ学年のお友達と遊ぶ息子を見ていると、人よりも視野が狭く、更に調子に乗ると手が付けられない性格で、道徳性や社会性の発達が遅いように感じられます。もうこれは、サッカーならサッカーを通して、何度も失敗と反省を繰り返して身に染みていくしかないと思うので、もう私としては半分諦めつつ、とはいえ許しがたい場面があれば怒り、諫めていくしかないのだとは思っています。

さて息子のサッカー、どこに向かうやら…と遠い目をしつつ、小学生が始まる4月からどうするか。どこのスクールに通うのか、無理のない範囲で決めたいと思います。

 




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