小学校受験(2023年)

息子の小学校受験記録。終わってから1か月が経ちました(2023年12月)

小学校受験がすべて終わって、1か月が過ぎました。

息子は、どこからも合格を頂けませんでした。

国立小学校の一次抽選も通りませんでした。

11月半ばから二次募集がある小学校には、出願しませんでした。

 

一番の熱望校の不合格が出たのが、11月の頭。

そこからすべての併願校と国立抽選の結果が出るまでに2週間ほどあり、今は、そのすべてが終わってから1か月が経ちました。

この1か月、いろいろな感情と向き合いながら、改めて、地元の公立小学校に通う準備をしています。

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この1か月の息子の様子

不合格が決まって一番心配したのが、息子の様子です。

彼なりに人生を掛けて、1年間という長い期間準備をして、何度も辛くて逃げだしそうになった(いや実際に逃げた)お教室や家庭学習の先の、今回の小学校受験。

何度も何度も、「もう勉強したくない」と泣き崩れていたけど、そのたびに「でもあの小学校に行きたい」と頑張ってきた息子。

その頑張りが結果としては報われなかった、という事実を彼なりに受け止めるまで、1-2週間ほどかかったように見えました。

最初の1週間は、目に見えて寝つきが悪くなり、夜中に魘される日が続きました。

日中もふとした瞬間に、「あと何点足らなかったんだろう」「どこが駄目だったんだろう」としょんぼりと零す息子に、なんと声を掛けたらよいか分かりませんでした。

何か理由を教えてあげたかったけれど、「不合格」という結果以外に親も何も分からないので、「きっと惜しかったんだよ」「たくさんたくさん頑張ったね」と息子を慰めることしかできませんでした。

 

そうこうしているうちに、実際に通うことになる地域の公立小学校の、就学前検診の日がやってきました。

郵送されてきた案内を見ると、簡単な健康診断と、先生との三者面談が行われるとのこと。もうどう転んでもこの小学校に通うしか道はない息子ですが、なにも頑張らなくても通える、と伝えるのは息子の1年の取り組みを無に帰す行為のような気がして、咄嗟に嘘を吐きました。

「最後の試験がある。家から一番近いところにある小学校で、ペーパーはないけれど、お医者さんが来て本当に子供たちが元気かどうかをチェックするのと、先生との面接がある。この試験を頑張れたら、●●小学校に行けるよ」と。

本命の熱望校はペーパー難関校だったので、これまでの1年間ずーっとペーパーに取り組んできた息子ですが、併願した学校の中にはペーパーがない学校もあったので、「試験の形は学校によってさまざま」という理解はあり、特に私の説明に疑問は感じていないようでした。

そうして当日。私服の、試験ではないただの健康診断だと知っている大多数の子供たちの中で、同じく私服だけど緊張した面持ちの息子は、上級生に連れられて検診に向かっていきました。

結果は、健康面は問題なし。少しだけ心配していた虫歯もなし。息子に合格を装うため、ブラックフライデーでAmazonからランドセルを買い、サプライズで息子にプレゼントしました。

そうしたら息子から、「小学校決まったの?! あぁよかったねぇ」と、安堵のため息がもれました。ランドセルが手元に来たことよりも、春からの進学先が決まったこと、自分の居場所があることに心底ほっとしたようでした。

受験が終わったらサッカーを頑張りたい、を叶えるために

夏休みが明けてからの直前期。平日に園を遅刻早退してお教室通いが増えたタイミングで、息子は目に見えて精神が不安定になりました。

性格が攻撃的になり、お教室も園も通うのを嫌がり、家庭学習も身が入っていませんでした。

最後の最後に仕上げに向かって追い込むべきところで、ギアの入れ方を間違えて息子自身を追い込んでしまった。親として、息子の精神にとんでもない傷を付けるところだったと本当に反省しています。

まあ、本当に受験後の息子の精神が健やかであるかは分からないのですが、とはいえ親から見て、受験のすべてを通して、更に直前期の重なる教室通いの中で、大きな心のよりどころだったのがサッカーでした。

どれだけ園の遅刻早退欠席を繰り返しても、お教室を詰め込んでも、週3回15時からのサッカークラブだけはちゃんと行けるようにすること。これが息子との約束でした。

更に受験が終わったら、お友達がたくさん在籍している地域のサッカー少年団に自分も所属して、土日もたくさんサッカーすること。これが息子が受験を頑張り切るための、分かりやすいニンジンでした。

(もちろん熱望校に行きたいという思いがあって頑張っていましたが、受験が終わったらもっとサッカーがしたい、と常々言っていました)

熱望校の合格発表があって不合格が分かった日。私と夫は、事実をそのまま息子に伝えました。そうしてすぐにお友達のお母さんにLINEして、一番早い日に少年団の体験ができるようにお願いしました。

まだ併願校の試験も残っていたし、国立の抽選も結果待ちでしたが、息子の受験へのモチベーションが何一つ残っていないのは明らかでした。これまでの頑張りをねぎらって何も予定がない週末を過ごすよりは、朝一番からお友達とサッカーする方が好きな息子。体験後はそのまま即決で入団し、既に1ヶ月半程度が経過しました。

途中、いろいろあって少年団をやめさせようかと思ったときもありましたが、結局やめずに、楽しそうに通っています。


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お勉強のこの先

次の春から、息子は公立小学校の1年生になります。

結果は不合格だったとはいえ、私立のペーパー難関校合格を目指して1年間取り組んできた息子。

このまま公立小学校に入学して、学校の勉強は全部分かるからつまらない、となってしまわないか。そのまま、勉強の楽しさを知る機会が失われてしまいやしないか。

目的は受験だとしても、せっかく幼児教育として息子の中に蒔いた学習と思考の種は、この後何もしなかったら、消えてしまうのではないか。

このあたりがとても不安でした。

ただ今更、公立小学校のカリキュラムは何も変えようがありません。

そこで、小学校一年生から中学校受験塾最大手、SAPIXへ通わせることにしました。

中学校受験を本当にするかは分かりませんが、今回ご縁を頂けなかった熱望校は、中学受験枠があります。だから、偏差値を食らいつかせておくことができれば、リベンジ受験して合格を頂くことができる。その可能性を少しでも高めておきたいと考えました。

加えて、小学校1年生~3年生はまだSAPIXでも受験対策は本格化しておらず、思考を深めるタイプの授業がレベル別で行われる、という説明にも魅力を感じました。

進学予定の公立小学校はマンモス校なので、学習面でも生活面でも、どうしても先生による細やかな配慮は望めなさそうな雰囲気があります。でも私は、家庭学習以外の場所で、「勉強って面白い!もっと知りたい!先生教えて!」と息子が感じるような、勉強にポジティブになれる場所を用意したい。それをSAPIXに担って頂けないか、と期待しています。

SAPIXの入塾にはテストが必要で、点数はある程度余裕をもって合格を頂けましたが、息子がSAPIXの中でどのレベルのクラスに割り振られるかは全く分かりません。また、おいおい記録していきたいと思います。

一方で家庭学習は、いい感じに継続できています。

追い込み時期は何度も泣きながら解いたペーパーですが、内容をがらりと変え(受験では出ないので取り組んでこなかった、ひらがなの書き取りや四則演算、英語など)、息子が「解ける」と思うレベルに合わせて用意したところ、受験期よりも前向きに学習に取り組むようになりました。

その中で改めて小学校受験の学習内容が、いかにレベルが高く息子にとって難しいものだったかを痛感しました。

「試験」という特性上、どうしても試験日までに試験範囲の学習を終え、正答率を上げるために解答訓練を繰り返す必要があります。その試験範囲の広さも、求められる正答率の高さも、息子にとっては本当に過酷なものでした。それでも、「勉強すること」を嫌いにはならなかった息子は本当にすごいと思います。

これからは、自分のペースで「できる」「分かる」を増やしていく学びと、各種の合格できそうな検定に申し込み、「試験日までに対策をする学習」の二つをバランスよく家庭学習で進めていきたいと考えています。

検定受験の目的は、「合格」という分かりやすいご褒美を息子にあげたい事。また、「試験日までに試験範囲を効率よく学習するスキル」を息子に付けたい事によります。特にこのスキルは、目的をもって学習を進める、合格というゴールから逆算して日々の勉強を取り組む、合格するために自分の得意不得意を分析して学習計画を立てる、などのいくつかのスキルに細分化され、しかもこれらはすべてプロジェクト管理の必須スキルなので、うまく身に付けば将来役に立つのでは、と目論んでいます。

また、受験を通して紙と鉛筆を使った勉強習慣の構築に成功したので、暫くはタブレット学習は最小限に抑え、自分の力で書いて勉強を進めていく予定です。

更に、2個下の妹が入れ代わって「新年中」になったため、息子が受験勉強の初期に利用していた教材を引っ張り出し、机を横に並べて娘の学習を始めています。

↑これをリビングに2つ並べています。1年間ほぼ毎日使ったな。。。

まあ、今のところ夫婦揃って、娘には小学校受験はさせない構えです。ですが、自宅学習は可能な限り小学校受験対策教材を進め、小学校入学までに、今の息子と同じ学力レベルまでつけさせたい、とも考えています。

まとめ

こうしてそうこうしているうちに、あっと言う間に受験終了から1か月が経ちました。何度もふとした瞬間に、「あああの学校に通わせてあげたかったな…」と切ない思いが浮かんでは消えます。

でも、合格はできなかったけど、小学校受験が息子に残してくれた良いものはたくさんあります。掛けたお金には見合わないかもしれないけど、良いか悪いかで考えたら、小学校受験に取り組んでよかったな、と思っています。

 




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