シャチに、会いに行ったことありますか?
2022年3月現在、日本の水族館でシャチに会えるのは、愛知県の「名古屋港水族館」と、千葉県の「鴨川シーワールド」のみです。

そのうち鴨川シーワールドのシャチたちは毎日4回ショーをやっています。このショーの中でシャチの雄大なジャンプや、トレーナーによる指示を十分に聞いたダイナミックな水かけなどがあり、観客たちはシャチの巨体から繰り広げられるパワーをありありと感じて、「すっげー!!」と楽しむことができます。
今回は、そんな鴨川シーワールドのシャチショーの魅力を語りたいなと。
こんな人にオススメ
●シャチが好き!
●シャチに会いたい!
●鴨川シーワールドが気になっている
鴨川シーワールドのシャチのショーは、まず座席確保!
コロナウィルスの感染対策で鴨川シーワールドの入場人数が制限されていた時は、シャチショーの観覧も1人1回と決められており、入園時に時間指定で整理券が配られました。
この整理券があれば、その日その時間のシャチショーを見ることができ、「満席で入れなかった」ということはありませんでした。
(ちなみに入場料は、大人1人3000円、4歳以上は1人1200円です)
感染対策が落ち着いているときは、シャチショーの入場制限は無くなるので、座席の確保さえできれば1日に何回でも見られますし、逆に油断すると、せっかく行ったのにシャチショーを見られなかった!という可能性もあります。
ただ、このシャチショー。座席の確保ができていればよい、というわけではありません。
前から7-8例目までは、ショーの最中にシャチがひれをはたいて、水をばっしゃーんと掛けてくる席です。特に4列目くらいまでは頭からずぶ濡れになり、5-8列目までも足元やお腹には掛かる可能性があります。
夏と冬と行ったことがありますが、特に夏は水かけが激しく、本当に本当に頭からびっちゃびちゃになります!!
↑大人は会場で購入したポンチョ。子供は、持参したレインコートを着ています。
なので、「席が取れたら良い」というわけではなく、「濡れたいか濡れたくないか」が重要です。会場内で簡易的なレインポンチョを販売しているので、5-8列目くらいまでならそれである程度凌げます。とはいえ、すべての荷物・スマホ・靴などを海水から守り切るためには、タオルや大き目のビニール袋、万が一の着替えなど、相応の準備をしていくことをお勧めします。
ちなみに夏の日の前から2列目くらいまでは、水着・ゴーグル・ビーチサンダルといった海水浴スタイルの「濡れたい!」人たちがちらほらいます。

ここまでの準備をしても十分楽しめますので、ショーというよりアトラクションみたい。
詳しくは、youtubeで「鴨川シーワールド シャチショー」などと検索すると、ずぶ濡れ動画がたくさん出てくると思います☆
※会場での子供用のレインポンチョの販売はないので、子供のずぶ濡れ対策はすべて家からの持参必須です。(忘れてしまった場合は、確実に濡れない後部座席を確保するか、お土産物屋さんで何か買ってくるしかないです)
ちなみに我が家では、絶対に濡れたくないと主張する息子のために、ギリギリ濡れないくらいの席(9-10列目くらい)を狙います。最初に行ったときが夏で、前から4列目くらいに座り、頭から海水を被ってピッチャビチャになったのがトラウマのようです…。シャチは大好きだから会いたいんだけど、水を掛けられるのは怖いらしい。

ということで、私と子供二人は直前まで他のスタジアムで行われるイルカショーなどを見て回りますが、夫はシャチショーの1時間半前くらいから別行動で、場所取り係をしてもらっています。

いざ、シャチのショーを楽しむ!
まず、何が何でもこの一言。
「シャチ。大きい!!!!!!」
普段は他の水族館でイルカショーを見慣れている私たちからすると、シャチの巨体が出てくるだけで驚きと、思わず歓声が出ます。
ジャンプして、空中に体が出てくるとまた、その大きくて黒い、つやつやピカピカとした姿に「ほう」とため息が出ました。
なにより大きい。本当に大きい。自然界には、自然の海には、こんなに大きい生き物がいて、こんなに軽々とその体を躍動させられるのかとビックリします。
その自然の化身のようなシャチたちが、きっとシャチにとってはとてもとても小さい鴨川シーワールドのショー水槽で、トレーナーの指示のままにジャンプをしたり、トレーナーを背に乗せて泳いだり、観客たちに向かって水を掛けたりします。
その様子を見ていると、シャチの目元の動きまでは分からないものの、トレーナーさんと一緒に楽しそうだな、という雰囲気がとても伝わってきてなんだかホッとします。人間の勝手でこんな水槽に連れて来てしまっていますが、シャチが指示を聞かないことはありませんし、指示を聞くたびにトレーナーさんに身振り手振りで大きく褒められて、まんざらでもなさそう。まあこれもこれで楽しいからいいかな、と鴨川シーワールドでの生活を受け入れているように見えて、ショーを観覧しながら、トレーナーさんとシャチの信頼関係も垣間見えるような気がしました。
シャチのショーが終わった後は
鴨川シーワールドのシャチのショーは、完全入れ替え制です。なので、終わったら席を立たなくてはいけません。
ですが、そこはシャチが大好きな我が家の子供たち。席は立ちますが、まだ前方の大きなショー水槽の中で悠々と泳ぐシャチから、まったく目が離せません。最前列まで階段を降りて行って、じーーーっとしばらく見つめています。
シャチたちものんびりと泳いでいるばかりで、もう水を掛けたりもしてこないので(ショーのときの体のはためきと、打って変わっての穏やかさです)、子供たちは興味津々にシャチを見て楽しんでおり、それに対してスタッフから注意されることもありませんでした。
また、シャチはショースタジアムを出てしまっても、右手側の側面から少しだけ見ることができます。ここからショーを見ようと思うと、完全な立ち見で、子供なら抱っこか肩車が必須。しかも水を掛けられてしまう可能性もあるのであまりお勧めしませんが、ショーの入れ替え・休憩のタイミングでなら、あんまり先客もいないのでゆっくりとシャチを見ることができます。
イルカを見るときもそうなのですが、ショーを見るのも好きだけど、その前後の、普通に泳いでいる姿も好きなようです。
子連れで、鴨川シーワールドでシャチのショーを見る話 まとめ
↑シャチの等身大模型に、ちょっとビビる息子。
鴨川シーワールドには3つの屋外ショースタジアムと1つの屋内ショースペースがあり、シャチ以外にもイルカ・シロイルカ・アシカのショーが楽しめます。
可能な限り効率的に全部のショーを回ろうと思うと、それだけで正直へとへとですが、でもせっかくだから他にもウミガメなどの通常水槽も見たいし…と欲張って、さらにお土産物屋も見て回って、毎回毎回、鴨川シーワールドに行くと力の限り遊びます。

特に息子の方はシャチが大好きなので、家に帰った後もディズニープラスに付いてくる「ナショナル ジオグラフィック」のシャチの番組を繰り返し見ていました。エイや魚を捕食したり、群れで子育てをしたり、時にダイバーさんと一緒に泳いだりするその動画を、繰り返し繰り返し見ていました。
↑こういうビニール製のシャチのおもちゃと、一緒にお風呂も入っています。
動物たちのことを大好きになるのは大歓迎なので、これからも、また一緒に子供たちと一緒に鴨川シーワールドに行きたいと思います。
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