我が家には、4歳の息子と2歳の娘がいます。
マンション住まいであまり置き場がないのもあり、家にある絵本の数はそう多くありません。
夜に子供たちに絵本を読み聞かせる時間も、取れないことがままあります。
そのなかで、今、2歳の娘が大いに気に入ってハマっているのが。
私が絵本を読んで、開いているページが映るように真上から録画した動画を、読み聞かせがわりに一人で再生して楽しむことです。

録画して、動画にして見せるのではなく。毎回ちゃんと読んであげなよ…。と最初は自分でも思っていたのですが。
つい、スマホを取り出して再生ボタンを押すだけなのが楽すぎて。最近の読み聞かせはもっぱらスマホの中の、過去の自分にお願いしています。
こんな人にオススメ
●絵本を読み聞かせする時間が取れない
●自宅にたくさん絵本を置けない
実際の絵本を読み聞かせることもあるので、我が家では、スマホの中の過去のママに読んでもらう絵本のことを、「もしもし絵本」と呼んでいます。
「もしもし絵本」の良いところと、良くないところ
↑「もしもし絵本」を選ぶ画面。動画は、作成された順に並んでいます。
なんといっても一番は、「実際の読み聞かせ」よりも手軽で、時間も少なくて良いところです。
一冊を読むためにかかる時間は、リアルでも録画でも変わりません。ですが「もしもし絵本」は手元のスマホですべて完結するので、絵本を出してくることも仕舞うことも不要。スマホを動画を選ぶ画面にして、隣にいる娘にひょいと差し出すだけです。
もしろん、「実物の絵本を子供に読み聞かせる」という時間が他に代えがたいことは承知しています。
ですが、だとしても「もしもし絵本」に頼ってしまうのは、他にもたくさん、魅力的な良いところがあるからなのです。
「もしもし絵本」の良いところ
- 子供と一緒に視聴者として楽しめる
- 逐一本を出したり仕舞ったりしなくてよい
- 最近は子供一人でも再生して楽しんでいる
- 図書館で借りた本など、手元に無い本も何回でも楽しめる
- 外出先では、スマホ一つあれば絵本が読める
- 読んでいるのが母で、たまに子供自身の声も入っている本を、特に気に入っている節がある
特に、4の「手元に無い本でも何回でも楽しめる」は経済的にも読み聞かせ的にもありがたく。
さらに、5の「子供自身の声が入ることもある」は、単なる読み聞かせではなく特別感が高まるので、絵本が子供の印象に残りやすくていいなと思っています。
「もしもし絵本」の良くないところ
一方で、「もしもし絵本」の良くないところを上げるとすると。
- 動画の作成(最初の読み聞かせ)が少し手間
- 自分の読み聞かせの声が、何度もリピート再生される
かなと思います。

息子と娘を揃って寝かしつけるときは、私のスマホを二人で覗き込んで、順番に見たい動画を選ぶようにしています。(交互に読み聞かせをする感じです)
私のスマホがiPhoneのMAXサイズなのでなんとなってますが、欲を言えばもう一回り大きい方が子供たちは絵本を見やすいかなと。けど、タブレットで動画を見せたり管理するのは、お手軽感が落ちるのでやってないです。
「もしもし絵本」の動画を作りはじめた経緯
息子は赤ちゃんの頃から、絵本の読み聞かせがあまり好きではありませんでした。それでも、毎月送られてくるこどもちゃれんじの絵本の中に、稀にものすごく気に入る絵本があり。
そうするとそればかり繰り返し繰り返し、「読んで」とせがんできました。
けれど全体的には、絵本ではなくのりものの図鑑ばかりを、「読んで」と持ってくることが多かったです。
「私の絵本のセレクトが良くないから、あんまり絵本が好きではないのだろうか」、と。
そう思った時期があり、息子が2歳の頃、くもんの推薦図書や家庭保育園に選ばれている絵本。いわゆる「良書」と言われる絵本を図書館から次々と借りてきて、息子に読み聞かせてみました。
けれど、息子の様子は変わりませんでした。
せっかく借りてきた絵本だけれど、息子は何の反応も示さない。
でももしかしたら、まだ2歳の息子には早かっただけかもしれない。
時期が来たら興味を持つかもしれないけれど、その時を見計らってまた同じ本を借りてくるのは難しいだろう。(いつがその時期なのか、傍から見て分かるものでもなさそうだし)
うだうだ考えているうちに、2週間後の返却期限が迫ってきました。
そこでとりあえず、「絵本を読んで動画にしておく」ことにしたのです。
幸い、下の娘の育休中だったので、昼間に時間がありました。娘がお昼寝をしているうちに、一人きりのリビングで、いつか使うことがあるかもしれない、と思って黙々と。誰もいない壁に向かって絵本を読み聞かせ、動画にしておきました。
それが、2年半を経た今。
あの頃は何も分からない赤ちゃんで、ぐーすかと寝ていた娘が、私がその横で作った動画「もしもし絵本」を毎日読みたいと強請ってきます。
それを見た息子が、「自分も自分もー」と言いながら、好きな絵本を再生して欲しいと入ってきます。
「もしもし絵本」の動画を作っておいてよかった、と今は心から思っています。
「もしもし絵本」のラインナップを増やしていきたい
今は90冊と少しある「もしもし絵本」ですが、育休が終わってから改めて日の目を見るまでの2年間、冊数を増やすことはしていませんでした。
けれど、下の娘が絵本に興味を持ちだし、息子の成長も伴って、我が家の絵本は続々と増えています。
その中で、どうしても出番が少なくて「棚にあるだけ」になってしまっている絵本もちらほらあるので、少しずつそれらを「もしもし絵本」にしていきたいと思っています。
今度は一人きりの時間に動画を作るのではなく、子供たちのいるところで、一緒に読みながら「もしもし絵本」の動画を作りたいです。
取り急ぎは、
●今家にある絵本 (気に入って本屋で買った絵本と、毎月の「童話館ぶっくくらぶ」から来る本)
●家にあるディズニーのマジカルオーディオ絵本 (気に入りの話だけ何冊か買っています)
を「もしもし絵本」にして。その次に
●くもんや家庭保育園の推薦図書の残りを図書館から借りてくる
のも良いですし。
●日本語の絵本ばかり増えてしまうので、英語の絵本もなんとかして取り入れたい
とも思っています。
我が家と縁があって、わずかの間でも来てくれたり、我が家の本棚に収まることになった絵本を、本当に一つの場所に集めて、いつでも繰り返し手に取ることができる「もしもし絵本」。
このあと何冊まで増えるか、非常に楽しみです。
100冊までいったら、中でも子供たちのお気に入り絵本がどれなのか、よく再生されているものを別でまとめたいと思います。
よく言われる、3歳までに一万冊なんてとても届きませんが。我が家のペースで、進めていきたいと思います。
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